九州初の「見えない矯正」専門歯科

緑あふれるリラックス空間で、世界レベルの“見えない”矯正治療を。

2016.12.13更新

先日、東京歯科大学歯科矯正学講座 客員教授の講演を聞き興味深い内容でしたので、紹介いたします。
テーマは「8020達成者の咬合調査から矯正治療後の長期安定のために生かせること」というものでした。80歳になっても自分の歯を20本以上保てている人の噛み合わせはどうなっているのだろうかということです。

 

8020運動とは

8020運動とは、1989年から厚生労働省と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。
人生の楽しみの一つである食生活を十分に楽しむためには20本以上の歯があると満足できるといわれています。
長く健康な生活を営むために「食」は非常に大切な要素になりますので、多くの人に8020を目指して歯を大切にしてもらうための啓蒙活動を日本歯科医師会は行っています。

 

 

8020達成者には軽度の上顎前突、下顎前歯の叢生が見られた

講演では、8020を達成された400人ほどの人を対象に咬み合わせの調査を行ったデータが発表されていました。
達成者の多くには、正常咬合と軽度の上顎前突傾向軽度の下顎前歯の叢生がみられたそうです。
(叢生は加齢によるものと捉えられていました)

 

●上顎前突・・・上の前歯が前に出ている状態(出っ歯)のことです。
●叢生・・・顎のスペースが足りない、もしくは歯が大きいために、歯が重なって生えている状態です。

 

よって歯列が正常咬合は当然ですが軽度の上顎前突程度であれば、将来にわたって自分の歯が残る可能性は十分にあるということであり、逆にその他の不正咬合の場合は治療を必要とするということと考えられます。

 

 

受け口(反対咬合)の歯の残存率が低い

特に受け口(反対咬合)や切端咬合の場合、歯の残存率が低いという発表もありました。
理由としては以下のことが考えられます。

正常な歯列の場合は、物を噛む際に犬歯が中心となって歯の動きを誘導します。
犬歯が歯とアゴの動きの舵取り(誘導)をしているということですね。
しかしながら、受け口の場合は、物を噛む際に上下の犬歯が接触できず舵取りができないため、前歯と臼歯に大きな負担がかかることになります。その状態が長年続くと骨の欠損が起きて歯が抜けやすくなり、歯が抜けていくと歯列のバランスが悪くなっていくという悪循環に陥るためです。

 

犬歯が舵取りの役目ができているかどうかは、自分でチェックすることは非常に難しいものですので、歯列矯正専門医にチェックしてもらうのが一番良い方法だと思います。

 

 

まとめ

このように、不正咬合はできるだけ矯正治療をされることおすすめしたいと思いますが、特に受け口になっている人は、高齢になっても自分の歯を残していけるように早期に矯正治療を受けていただきたいと考えています。
若い人ばかりでなく、50代以降の方にもご自身の将来のために治療を検討されることをおすすめしたいと思います。

投稿者: SMILES矯正歯科

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