九州初の「見えない矯正」専門歯科

緑あふれるリラックス空間で、世界レベルの“見えない”矯正治療を。

2017.12.02更新

今回は歯並びと楽器の演奏の関係について紹介したいと思います。吹奏楽器は口から息を吹き込んで演奏する楽器ですが、歯並びの状態によってどのような影響が考えられるでしょうか?

 

 

歯並びが楽器演奏に与える影響は?

吹奏楽器を演奏する機会は、早ければ小学校からの部活動として、社会人になればプロとしての活動などで用いられています。
楽器としてはトランペットやトロンボーン、チューバ、アルトホルンなどさまざまなものがありますが、それぞれマウスピースを使うにしても、歯や唇を軸にしながら息の吹込みをしなければなりません。
楽器を吹く際には前歯が楽器にあたることで、良い音色を出すことができるといわれます。前歯の傾斜が激しい、前歯の高さが揃っていない凹凸な場合は、マウスピースが当てづらくなり正しい位置に落ち着かないということが考えられます。
また吹く力は口唇の筋力が強くなればなるほど有利になり、下顎をスムーズに動かせるかどうかで振動の質を調節していくといわれますので、歯軸や歯並びが多少なりとも影響があると考えられます。

 

 

楽器を演奏することが矯正治療に与える影響は?

歯並びの悪さが、少しでも楽器演奏に影響すると考えれば、歯の矯正を試みようと思うでしょう。
しかし矯正中だといって何か月も演奏する機会を延期するわけにはいきません。そこで矯正中の楽器演奏が矯正治療に支障があるか否かの疑問があがってきます。
楽器演奏をする際には楽器と装具による圧力が歯にかかりますが、少々の演奏では、さほど影響はないと考えられます。
矯正装置では歯を動かす方向が決まっていますが、クラリネットなどのシングルリード楽器を使用する場合には、力の加わる方向が逆になります。
また楽器演奏のためのマウスピースを使用し、上唇の力を下側に向けながら演奏する場合には、上顎前突の矯正治療においては好ましくない格好となるため、治療の効果が思うように出なかったり、矯正期間の延長などが起きる可能性が考えられます。

 

矯正治療をしながら楽器演奏は可能ですが、支障を少なくするためには多少ながらもいくつかの注意点があります。
どんな歯並びに対する治療か、どんな楽器を使用するのかなどによっても矯正装置の選択や治療方法が変わってくることがありますので、矯正前にしっかり伝えるようにしましょう。

投稿者: SMILES矯正歯科

2017.11.28更新

今回は矯正治療中の食事について紹介したいと思います。矯正治療は平均的には約2年程度の期間がかかりますので、この間の食事について把握しておくことは大切なことかと思います。普段の食事で気をつけることなどを紹介します。

 

 

矯正治療中の食事で気をつけること

矯正装置はとても繊細な器具で、少しずつ歯のバランスを整えていこうとするものです。見た通り矯正装置のワイヤーは細いものですので、そのワイヤーがかかる歯に固いものなどが強引に接触しないような食事の仕方にしましょう。

やや柔らかめの食材やメニューにし、大きさも小さくカットして食べることが望ましいです。固いものや歯にくっつきやすい粘着力のある食べ物はできるだけ避けるのがイイでしょう。麺類など長い形状のものをすすりながら食べることが難しくなる場合があるため、一口大にまとめて口の中に入れる、また柔らかい野菜などでも繊維がそのまま残っているものは、ワイヤーに引っかかることがあるため注意が必要です。

また、矯正装置の一部には食べ物によって着色してしまう場合がありますので、色素沈着しやすい食べ物を食べるときは、通院の前日などを選ぶことが良いでしょう。
矯正装置をつけることで舌の運動に制限が出る場合があります。その場合は、噛み砕くことが普段よりは不十分になり、食べ物の丸呑みで消化器官に負担をかけてしまう危険性も考えられますので、食材の大きさに加えて消化の良いものを意識して食することも必要です。

 

 

控えめにした方が良い食べ物の例

【固い食べ物】
・せんべい
・ピーナッツやアーモンド
・キャンディー(かじらなければOK)
・トウモロコシ
・リンゴなどの丸かじり など

 

【粘着性のある食べ物】
・ガム
・キャラメル
・餅
・グミ など

 

【色素が強い食べ物】
・カレー
・コーヒー
・赤ワイン
・キムチ
・ケチャップ使用のパスタやオムライスなど
・デミグラスソース使用の煮込み料理など

 

【装置に挟まりやすい食べ物】
・エノキダケ
・もやし
・ネギ
・ほうれん草
・アスパラガス
・ニラ
・白菜
・餅菓子
・スナック菓子 など

 

 

装置に挟まらないように食べるコツ

まずは大きさを重視し、調理の段階で小さくカットしておくか、口に入れる前に箸で細かくしておく。口の中に入れるときは少量ずつ、頬張らない程度におさえ、前歯を避け、できるだけ奥歯で噛み砕くようにしましょう。ゆっくりと何度も噛むことで唾液も分泌してきますので、消化作用も強化されるといわれます。
また食事中は、矯正装置をつける前以上に水分を摂るようにしましょう。歯にくっついてしまった食残などが剥がれやすくなります。


もし食事の影響で装置に違和感が出たと感じた場合は、当院にご相談ください。

投稿者: SMILES矯正歯科

2017.11.13更新

今回は矯正治療と顔の形、特にエラとの関係についてご紹介したいと思います。
矯正治療の本来の目的は、歯並びを整えかみ合わせを改善することで生活の質を高める治療ですが、矯正後に顔の歪みが改善するなどの副次的な効果がある場合があります。
矯正治療と顔の形との関係についてみていきたいと思います。

 

 

顔のエラの要因

顔がやや四角のように見える状態をエラ張りと呼ばれていますが、このエラ張りにコンプレックスを持っている方が多くいらっしゃいます。このエラ張りは、骨格と筋肉が関係しています。
遺伝的に骨格がそのような形の場合に骨を動かすことは難しいですが、噛み合わせが悪く筋肉の過緊張からくるエラ張りの場合はそれらを改善することで、エラ張りが軽減される場合があります。

筋肉が張っている原因として考えられるのが、歯ぎしりや食いしばりが原因でエラの部分の筋肉が張り厚みが出ていることがあります。
この歯ぎしりや食いしばりと歯並びはどのような関係があるのでしょうか?

 

 

歯並びと歯ぎしり・食いしばりの関係

歯並びが悪いと上下の歯が正しく接せず、きちんとかみ合わせができていないため、顎の筋肉が緊張し歯ぎしりや食いしばりを起こしやすくなります。
歯ぎしりや食いしばりが強いと、より歯並びが悪くなったり、歯がすり減ったり、顎関節にも大きな負担をかけるため顎関節症にもなりえます。こうして顔の形にも影響が出ることが考えられます。

 

 

歯並びを改善して顎の緊張を和らげる

ここまで紹介した通り、歯並びが悪いことで正しく噛むことができず顎の筋肉が張って厚みがでることがご理解頂けたかと思います。よって歯並びを矯正してかみ合わせを改善することで、本来のお顔の形に近づけることができるということになります。

少しでも歯並びで気になることがある方は、お気軽にご相談ください。

投稿者: SMILES矯正歯科

2017.10.31更新

今回は矯正治療中の口腔内や装着している器具の臭いについて書いていきたいと思います。矯正治療中に気になる臭いの原因や対策方法、そして予防方法について紹介します。

 

 

矯正治療中に歯茎や装着している器具は臭くなるのか?

矯正治療中は様々な要因が関係して、きちんとメンテナンスをしないと口腔内や装着している器具が臭くなることがあります。
考えられる要因は以下の通りです。

1、プラークの磨き残し
矯正治療中は歯を磨いているつもりでも、器具の影響でブラシが届かない場所ができて、磨き残しが出てしまうことがあります。これらが口臭の原因になります。

2、口腔内の乾燥
矯正治療中は、器具などの影響により口が閉じづらくなることがあります。
口を開いている時間が長くなると口腔内は乾燥してしまいます。
口腔内の唾液は雑菌を繁殖させない役割があるため、乾燥し唾液が減少すると自浄作用が低下し雑菌が増え口臭の原因になります。

3、口腔内の傷
矯正治療中は器具により、口腔内を傷つけやすくなります。これらの傷は口内炎の原因になったりしますが、悪化して膿が出るような状態になるとその膿が臭いを発することがあります。

 

 

臭くなった時の対策は?

矯正治療中にご自身の口臭が気になるような場合の対策は、歯垢染色剤を用いてプラーク除去の確認と医院でのメンテナンスをおすすめします。
器具があり歯磨きがしにくい部分があると思いますので、スタッフにきちんと綺麗にしてもらうことや歯磨き指導を受けてください。

 

 

臭くならないように予防する方法は?

予防方法は、口腔内を清潔に保つことが最善の方法になります。
また最近口臭の原因で注目させているのが舌苔です。歯ブラシと同時に白く付着した舌苔も歯ブラシで綺麗にすることも重要です。


普段よりも口腔内の状況に気を遣い、何かを食べたらすぐに歯を磨くようにすることをおすすめします。
歯列矯正用の歯ブラシもあります。通常の歯ブラシではブラケットがあり歯の表面にブラシが届かない場合がありますが、専用の歯ブラシは特殊な形状になっているため細かいところまでブラシが届くようになっています。
矯正治療中は、口腔内のケアに配慮して健康な歯を維持できるように努めましょう。

投稿者: SMILES矯正歯科

2017.02.13更新

皆さんはTCHという歯に関する言葉をご存知でしょうか?

Tooth Contacting Habitの略称で、日本語で訳すと歯列接触癖と呼ばれています。

これは、上下の歯を無意識にそして持続的に食いしばり(接触)させてしまう癖のことを指しています。

通常、上下の歯は食べ物を食べたり、重いものを持ち上げるときに力を入れたりするとき以外は咬んでいません。

一般的な接触時間は一日20分前後と言われています。
しかしながら、TCHの傾向がある人は、もっと長い時間、上下の歯を接触させてしまっています。
これにより、体に力が入ってしまうため筋肉の長時間の緊張や疲労、顎への負担が増加して様々な問題を発症し、そのほか様々な体の不調に関係していると言われています。
特に歯列矯正治療にとってはマイナス要因になりますので改善が必要です。


TCHの原因

精神的要因:ストレスなどにより過度の緊張が主な要因と考えられます。交感神経が優位になり口腔周囲筋の緊張により食いしばりがおこります。
物理的要因:歯並びが悪く、部分的に高い状態や低い状態が起こると、かみ合わせが不安定になり食いしばりをひきおこします。


TCHによる症状

顎顔面に起こる症状:応力が強くかかる歯槽骨部分に骨隆起ができる。また、歯牙のクラックや破折、咬耗、歯牙の動揺、歯周病の進行、顎関節症など
全身的な症状:首や肩こり、自律神経の問題、頭痛、不眠症など



TCHの改善方法

日中のTCHはご自身が意識することで緩和することができると考えられます。

以下のステップで改善に取り組まれることをお勧めしています。



ステップ1 
頬の筋肉の動きを認識する
歯が接触したとき、頬の筋肉が働くのをまず確認してみます。
強く噛み締めなくても筋肉が使われ、疲労します。無意識の行動が自分をいかに傷つけているかを認識することが大切です。



ステップ2 
身の回りの貼り紙を見て脱力する
パソコンやテレビ、洗面所など身の回りに貼り紙をします。
貼り紙の内容は「歯は離れてる?」など歯の接触に気づけるようなものであればどんな内容でも構いません。
日常、その紙を見たら鼻から大きく息を吸い、口から吐いて脱力します。(上下の歯を離す)

これを日に何回か繰り返して少しずつ条件反射の状態にしていきます。



ステップ3 
歯の接触に気づいて脱力する
貼り紙を見なくても歯の接触に気がつくようになったら、その瞬間に条件反射として脱力するようにします。
ここまでできるようになると、口に違和感がなくなり、歯が離れている方が楽に感じるようになります。





就寝中に無意識にしてしまう歯ぎしりを改善するために、マウスピースを装着したり、噛み合わせの調整を行うケースがありますが、日中にこうしたTCHの改善に取り組むことで就寝中の歯ぎしりが緩和されることも十分に考えられます。


また、肩こりなど体の不調の原因がこのTCHが関係している場合もありますので、この機会にご自身の歯の接触癖について意識して把握していただくと宜しいかと思います。


他にも適度な運動や全身のストレッチなどでストレスを解放することも重要です。
特に不正咬合がある場合には歯列矯正専門医による的確な治療が有効です。

投稿者: SMILES矯正歯科

2016.12.13更新

先日、東京歯科大学歯科矯正学講座 客員教授の講演を聞き興味深い内容でしたので、紹介いたします。
テーマは「8020達成者の咬合調査から矯正治療後の長期安定のために生かせること」というものでした。80歳になっても自分の歯を20本以上保てている人の噛み合わせはどうなっているのだろうかということです。

 

8020運動とは

8020運動とは、1989年から厚生労働省と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。
人生の楽しみの一つである食生活を十分に楽しむためには20本以上の歯があると満足できるといわれています。
長く健康な生活を営むために「食」は非常に大切な要素になりますので、多くの人に8020を目指して歯を大切にしてもらうための啓蒙活動を日本歯科医師会は行っています。

 

 

8020達成者には軽度の上顎前突、下顎前歯の叢生が見られた

講演では、8020を達成された400人ほどの人を対象に咬み合わせの調査を行ったデータが発表されていました。
達成者の多くには、正常咬合と軽度の上顎前突傾向軽度の下顎前歯の叢生がみられたそうです。
(叢生は加齢によるものと捉えられていました)

 

●上顎前突・・・上の前歯が前に出ている状態(出っ歯)のことです。
●叢生・・・顎のスペースが足りない、もしくは歯が大きいために、歯が重なって生えている状態です。

 

よって歯列が正常咬合は当然ですが軽度の上顎前突程度であれば、将来にわたって自分の歯が残る可能性は十分にあるということであり、逆にその他の不正咬合の場合は治療を必要とするということと考えられます。

 

 

受け口(反対咬合)の歯の残存率が低い

特に受け口(反対咬合)や切端咬合の場合、歯の残存率が低いという発表もありました。
理由としては以下のことが考えられます。

正常な歯列の場合は、物を噛む際に犬歯が中心となって歯の動きを誘導します。
犬歯が歯とアゴの動きの舵取り(誘導)をしているということですね。
しかしながら、受け口の場合は、物を噛む際に上下の犬歯が接触できず舵取りができないため、前歯と臼歯に大きな負担がかかることになります。その状態が長年続くと骨の欠損が起きて歯が抜けやすくなり、歯が抜けていくと歯列のバランスが悪くなっていくという悪循環に陥るためです。

 

犬歯が舵取りの役目ができているかどうかは、自分でチェックすることは非常に難しいものですので、歯列矯正専門医にチェックしてもらうのが一番良い方法だと思います。

 

 

まとめ

このように、不正咬合はできるだけ矯正治療をされることおすすめしたいと思いますが、特に受け口になっている人は、高齢になっても自分の歯を残していけるように早期に矯正治療を受けていただきたいと考えています。
若い人ばかりでなく、50代以降の方にもご自身の将来のために治療を検討されることをおすすめしたいと思います。

投稿者: SMILES矯正歯科

2016.12.08更新

今回は裏側の矯正と歯の表側に矯正装置を付ける表側の矯正の違いについて掲載していきたいと思います。

これらの術式については、治療中の違和感、見た目、治療期間、費用、仕上がりなどについてよく比較されますが、現在ではお互いの利点欠点が随分少なくなってきています。

ただしその装置の特性は変わることはありません。

例えば、裏側矯正をする一番の良い点は「審美的に優れ、口元が後退しやすい」ということだと思います。

患者様が口元の突出感を改善し、美しい口元を求めたいのであれば裏側矯正を選択した方がベターだと考えています。(受け口の場合では下顎は唇側矯正装置の方がコントロールしやすい。)

 

 

それはなぜかというと、矯正装置を付ける位置に関係があります。

簡単に説明すると上下の前歯の表と裏に装置を付けて比較すると、表と裏では歯根と装置との距離の力のモーメントが抵抗中心(作用点)に近いのが裏側(舌側)装置なのです。

結果、歯根を動かしやすいのが舌側矯正で歯の表面を動かしやすいのが唇側矯正になります。

 

 

歯根を効率よく動かすことで歯の周りの骨が後退する。

必然的に唇はそれに適応して引っ込みます。

そうなることで口元も引っ込んでバランスが取れた美しいエステティックラインになりやすいということになります。

※エステティックライン(Eライン)とは、横顔の美しさを表現する言葉です。人の横顔を見た時に鼻の先端と顎の先端を結んだラインのことで、このラインに対して唇がどこにあるかで美しさを判定します。

 

 

これは医師の技術力というよりも、もともと舌側矯正装置が持っている力学的な要因です。

また舌側矯正は顔面高(顔の長さ)が維持または短くなる傾向があり、表側矯正は維持することが難しく、長くなる傾向があるといえます。

これらのことから、顔のバランス(プロファイル)を整えるには裏側矯正が最適だといえると思います。

 

 

 

また、矯正治療中の「違和感」に関してもよく焦点になります。

裏側矯正は舌が矯正装置にあたるため、舌が痛かったり口内炎の原因になるなどの話を聞くことがありますが、当院の裏側矯正は、その弱みを克服した矯正装置を開発し治療を行っています。

特許

カスタマイズ矯正装置で特許を取得しています。

 

 

この装置により、矯正治療中に違和感があるという裏側矯正の問題が解消されるため、

・矯正装置が見えない

・治療中に違和感がない

・仕上がりが美しい

という重要な項目において、舌側矯正が有効であると考えられます。

 

投稿者: SMILES矯正歯科

2016.10.18更新

私たちは食事をするときに、口の中がどのように機能しているかを特に意識することはありません。
しかしながら、「食べ物を食べる」という行為は、様々な器官が密接に関係し合うことで実現できていることなのです。それらの運動を摂食嚥下といいます。
長く健康に生きていくために食事は非常に重要なものですので、歯並び・噛み合わせと摂食嚥下の関係について書いてみたいと思います。

 

 

摂食と嚥下の仕組み


摂食・嚥下とは、食べ物の形や質や量を認識し、食べ方を判断し、食べ物を咀嚼して飲み込みやすい形状にして、そして食べ物を飲み込み胃に送り出すことを指しています。
一連の摂食嚥下運動は、歯・舌・頬・顎・喉の筋肉など様々な器官が関係し合うことで行われています。

 

老化などにより、器官の機能が低下すると嚥下(飲み込み)がうまくできなくなってしまう場合があります。
例えば、以下のような原因が主に聞かれるものです。
・嚥下に必要な筋肉の衰え(筋肉減少症という病気が最近注目されています)
・虫歯や歯周病などで歯が弱くなり、咀嚼機能が低下する
・唾液の性質と量の変化 など

これらに加えて、歯並びが悪く噛み合わせがきちんと機能していないということも原因の一つにあげることができると思います。

 

 

歯並びが悪い人は正しい嚥下(飲み込み)ができない?


嚥下をするときには、正常な場合は口を閉じた状態で嚥下を行います。
口を閉じることで食べ物に陰圧(いんあつ)をかけ、喉の奥へと食べ物を移動させていきます。

このときに、開咬(前歯が上下に開いている)になっている人の場合は、口が開いている状態になってしまうため、口腔内に陰圧がかかりにくく、嚥下もしにくくなります。
また著しい狭窄(せまい)歯列においても舌の機能に影響します。

嚥下にはバランスが取れた正しい歯並びと噛み合わせが大切ということです。

 

 

嚥下(飲み込み)と舌の癖について


嚥下運動には舌の動きも密接に関係しています。

舌には「タングスポット」と呼ばれる位置が存在します。
上の歯の真ん中、前歯の裏側から7mm程度の箇所がタングスポットです。

嚥下をするときに、正常の場合、舌はこのタングスポットにあります。
しかしながら舌に癖がある場合は、嚥下の瞬間に舌が前歯を押しているような人もいます。
これは出っ歯(上顎前突症)の原因になります。


舌の癖を改善するための方法はいくつかの方法があり、過去に関連する記事を書いていますので参考にしてください。
MFT(口腔筋機能療法)について!訓練方法や効果は?使用器具は?

 

 

咀嚼時のチューイングサイクルとは?


嚥下だけではなく、咀嚼についても少し触れたいと思います。
咀嚼に関係する言葉で、チューイングサイクルというものがあります。
チューイングサイクルとは、食べ物を咀嚼するときの下顎の動く経路のことです。
咀嚼時の下顎は、垂直に上下しているのではなく、右側か左側に偏って円運動をしています。
正常な咀嚼が行われている場合は、チューイングサイクルの形態は安定し規則的になっています。
逆に、動きが不規則であったり、引っ掛かりがあったりする場合は、顎関節に異常がある場合が考えられます。

 

 

まとめ


摂食嚥下がうまく機能していなく困っている人で、歯並びや噛み合わせが正しくない場合は、それらを改善することで嚥下機能も改善できる可能性があります。
お悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

投稿者: SMILES矯正歯科

2016.10.13更新


食事をする時などに”歯を噛み合わせると歯に痛みが走る”けど原因がわかりません。というご相談を頂いたので、これについて記事を書いてみたいと思います。

噛み合わせた時に歯が痛む、という症状の原因は、主にいくつの理由が考えられます。

 

 

1、虫歯による噛み合わせの痛み

虫歯ができていることで歯が痛むことがあります。
特に虫歯が深くなり神経まで入っている場合は痛みがひどい状態になります。

 

 

2、親知らずによる噛み合わせの痛み

親知らずが生えかけると歯茎が痛むことがあります。
親知らずは奥の歯茎を突き破って出てきますので、歯茎が押される時などに痛みを感じます。
また、先に生えている親知らずが、生えかけの親知らずの歯茎を噛んでしまうことで痛みが生じることもよくあります。

 

 

3、噛み合わせが正しくないことによる歯や顎の痛み

噛み合わせが正しくできていないと、応力が一部分に偏ってかかるため、その箇所に痛みがでることが考えられます。顎にも大きな負担がかかっているため、顎にも痛みを生じることにもなります。

 

 

これらの原因はそれぞれ絡み合っている場合もあります。

例えば、もともと噛み合わせがあまり良くない人が、右の歯に虫歯ができてしまったとします。主に右側で食べ物を噛んでいたのですが、虫歯による痛みを避けるために、無理して左側で食べ物を噛むようになりました。
すると噛み合わせが良くないため、左側に普段ではあり得ない大きな負荷がかかってしまい、結局、顎関節症にもなってしまった
という話も珍しいことではありません。

 

 

顎関節症の原因は?

噛み合わせが良くないということは顎関節症になる原因の一つです。
その他にも原因となるものがあります。

・顎に悪い癖
  極端に片方の顎だけを使っている。長時間の頬杖。歯ぎしり。など
・精神的ストレス
  精神的ストレスで発生する無意識の歯ぎしりや食いしばり
・外傷(ぶつけるなど)
  交通事故であったり、スポーツの怪我であったり

なども原因として考えられています。

 

 

虫歯も親知らずもないのに歯が痛い!

虫歯もできていないし、親知らずも生えていないのに、噛み合わせると歯が痛くて仕方がない・・・そんな時は噛み合わせに原因があるかもしれませんので、矯正歯科専門クリニックで検査をされることをおすすめします。

顎関節症の治療に、「スプリント療法」というマウスピース状の装置を使用して痛みを軽減する方法がありますが、これはあくまでも一時的な対策であり、根本的に噛み合わせを改善するものではありません。

将来を考え、健康な歯や顎を維持していくためには、矯正治療という方法が一番ベストな方法になると考えています。

投稿者: SMILES矯正歯科

2016.09.12更新

上顎前突とは

上顎前突(じょうがくぜんとつ)とは、上顎や上の前歯が前に出てしまっている状態や下顎の成長が悪く後退や下の前歯が内側に傾斜していることを指します。一般的に「出っ歯」と言われている状態です。
上顎前突になる原因としては、下顎の未発達や指しゃぶり、舌の悪習癖なども影響します。また口元が突出している、口を閉じるとあごのラインが変わりシワが寄るなどこのような状態の場合は重度の上顎前突と下顎の劣成長またはその両方をお持ちの方が多いです。

 

 

睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が弱くなったり止まってしまう病気で、一時的に血液中の酸素濃度が低下して二酸化炭素濃度が増加する重篤な病気です。
中枢性睡眠時無呼吸症候群と閉塞性睡眠時無呼吸症候群の2種類に分類されます。

 

・中枢性睡眠時無呼吸症候群
呼吸をコントロールしている脳の問題で、胸・腹部の呼吸が停止する病気です。
脳卒中などの重度の脳疾患がある場合に中枢性睡眠時無呼吸症候群になる可能性があります。

 

・閉塞性睡眠時無呼吸症候群
睡眠中に上気道が閉塞し胸・腹部の呼吸が弱くなる病気です。
睡眠時無呼吸症候群の中では一般的なタイプで、肥満や過度の飲酒、重度の歯科疾患などが原因になります

 

 

下顎骨の劣成長を伴う上顎前突は閉塞性睡眠時無呼吸症候群の原因に

下顎が小さい人の場合は、口が閉じにくいため、睡眠中に口呼吸になりがちです。
口呼吸は、鼻呼吸のときよりも咽頭が狭くなるため、上気道が閉塞しやすい状態になり、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の原因になる可能性が十分に考えられます。


また、睡眠時無呼吸症候群以外にも口呼吸によるリスクがいくつか考えられます。
・前歯が乾燥することで前歯の虫歯が増える
・歯茎が乾燥することで歯周病になりやすくなる
・風邪をひきやすくなる

 

 

閉塞性無呼吸症候群スクリーニングテスト

閉塞性無呼吸症候群かどうかをチェックしてみましょう!

 

点数のつけ方)
全く眠くならない  (3回中全くない) ;0点
ほとんど眠くならない(3回中1回くらい);1点
時々眠くなる    (3回中2回くらい);2点
いつも眠くなる   (3回中3回くらい);3点

 

質 問)
坐って本などを読んでいるとき     ( 点)
くつろいでテレビなどを見ているとき  ( 点)
劇場や会議でただ坐っているとき    ( 点)
1時間くらい車に乗せて貰っているとき ( 点)
昼下がりに横になってくつろいでいるとき( 点)
坐ってだれかと話しているとき     ( 点)
昼食後、静かに坐っているとき     ( 点)
車を運転中一時停止しているとき    ( 点)

 

8点を超えるようでしたら専門機関の受診をお勧めします。

投稿者: SMILES矯正歯科

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